介護職は、確かに最初は待遇的に苦しい状況が続くことがある。パートタイマーやアルバイトとして、ヘルパーで働く場合が多いからである。ヘルパーは、そのままだと非常に選択肢が狭いのだが、我慢して実務経験を積むことによって、540日以上になると介護福祉士の資格を取得するチャンスを得られるのである。そこまでいけば、徐々に上を目指すことができるようになるのだ。年収アップも期待でき、一気に選ぶことができる職場の幅も広がるので、介護福祉士の資格を目指すのがおすすめである。この資格では介護だけではなく、介護についての相談を受けたり助言をしたりすることもできるようになるのが魅力だ。実務経験を積み続ければ、1つの職場から信頼され、正社員として雇用してもらえる可能性も高まるだろう。言うまでもなく、今の職場で働き続けても正社員になる見込みがない場合は、転職して新しいところにチャレンジした方が良い場合もある。
正社員になる場合、ある程度の知識やスキル、そして付随した資格と言うものも必要になってくるため、どちらにしても実務経験が必要となるだろう。介護福祉士になった後も、5年以上の実務経験を経ることで、ケアプランの作成などを行うケアマネジャーとして働けるチャンスが生まれる。実際の現場で経験を積み、介護について学び続けてチャンスを自分で広げていくのが、介護職の世界の常識だ。最初はきついこともあるかもしれないが、決して諦めず、自分の将来の為にも長く続けてみよう。